「ギターで曲は作れるけど、バンドサウンドにする方法がわからない」
「DTMを始めたいけど、機材が高そうだし、難しそう……」
そんな悩みを持っていませんか?
私もギターで弾き語りの曲を作っていたので、自分の曲にドラムやベースを入れて、バンドサウンドにしたいと思っていました。
でも、いざDTMを始めようと思っても、何を買えばいいのか、ソフトを起動したら何をすればいいのか、まったくわかりませんでした。
そこで今回は、ギターで弾き語りの作曲ができる人に向けて、できるだけお金をかけずにDTMを始める方法を紹介します。
必要な機材から、ドラム・ギター・歌を録音するところまで、初心者でもわかるように解説していきます。
最初から完璧な曲を作る必要はありません。まずは、自分の曲をバンドサウンドにする楽しさを味わってみましょう!
DTMは初心者でも低予算で始められる!
ギターで作曲できるならDTMを始める準備はできている
そもそもDTMとは「デスクトップミュージック」の略で、パソコンなどを使って音楽を制作することです。
DTMと聞くと、難しい機械を操作したり、専門的な音楽知識が必要だったりするイメージがあるかもしれません。
でも、ギターでコードを弾いて、メロディーを考えられるなら、すでに曲作りの大切な部分はできています。
あとは、その曲にドラムやベースなどの楽器を加えていくだけです。
もちろん、実際には覚えることもたくさんありますが、最初からすべてを理解する必要はありません。
「弾き語りで作った曲に、ドラムとギターを重ねて歌を録音する」
まずはこれを目標にすれば十分です。
最初から高価な機材やソフトは必要ない
DTMを調べると、数万円するソフトや高価な機材がたくさん出てきます。
でも、私は最初から高い機材を購入する必要はないと考えています。
なぜなら、初心者のうちは高価な機材を持っていても、その機能を使いこなせないことが多いからです。
それよりも、まずは無料の音源や付属ソフトを使って、実際に曲を作ってみる方が大切です。
DTMを続けていくうちに「もっといいギターの音を出したい」「ドラムを細かく編集したい」と思うようになったら、そのときに必要な機材やソフトを追加しましょう。
最初はなるべく費用を抑えて、気軽に始めるのがおすすめです。
DTMを始めるために必要な機材を揃えよう
まず必要なのはPCとオーディオインターフェース
今回紹介する方法では、基本的にパソコンとオーディオインターフェースを使います。
オーディオインターフェースとは、ギターやマイクの音をパソコンに取り込むための機材です。
パソコン単体でもできるDTM作業はありますが、ギターや歌を録音するなら、オーディオインターフェースを用意するのがおすすめです。特にギターやベースが弾けると、効率が格段に良くなります!
具体的に必要なものをまとめると、次のようになります。
| 機材 | 用途 |
| パソコン | 音楽制作ソフトを動かす |
| オーディオインターフェース | ギターや歌を録音する |
| DAW | 録音や編集、打ち込みをするソフトのこと |
| ギター・ベース | 演奏を録音する |
| マイク | 歌を録音する |
| ヘッドホン | 音を聴きながら録音する |
このほかに、ギターやマイクを接続するケーブルも必要ですが、1000円程度で揃います。
すでにパソコンやギターを持っているなら、それを活用しましょう。
パソコンを持っていない場合は購入費用がかかりますが、最初から音楽制作専用の高価なパソコンを用意する必要はありません。
まずは使用するDAWの動作環境を確認して、予算に合ったものを選んでみてください。
DAWは付属ソフトを活用して費用を抑えよう
DTMを始めるには、DAW(Digital Audio Workstation)という音楽制作ソフトが必要です。
DAWでは、ギターや歌の録音、ドラムの打ち込み、音量の調整などができます。
有名なものには、Cubase、Studio One、Logic Pro、REAPERなどがあります。
ただし、初心者のうちはどれを選べばいいのかわからないと思います。
そこでおすすめなのが、DAWが付属しているオーディオインターフェースを選ぶことです。
私もStudio Oneが付属していたオーディオインターフェースを使って、DTMを始めました。下記にリンクを貼っているので、ぜひ見てみてください。今もこれを使っています。
これなら、DAWを別で購入する費用を抑えられます。
ただし、付属ソフトの内容は製品によって異なります。無料版や期間限定の体験版の場合もあるので、購入前に確認しましょう。
僕は約3万円でDTM環境を揃えました!
僕の場合は、すでに持っていたパソコンなどを活用して、DTMに必要な環境を約3万円の予算で整えました。
使ったのは、パソコン、Studio Oneが付属していたオーディオインターフェース、ギターなどです。
マイクは別で買いましたが、特にお金をかける必要はありません。まずやってみてから考えましょう!
参考までに、当時購入したマイクのリンクを貼っておきます。
もちろん、購入する機材や手持ちのものによって費用は変わります。
パソコンを新しく購入する場合は、その分の予算も必要です。
パソコンをお持ちでない方は、メモリが8GB以上のものであれば基本的には大丈夫と思います!
実際のDTMの始めかた講座
DTMの始め方①まずはドラムの音を出してみよう
さあ、機材が揃ったら、いよいよ曲作りです!
……と言いたいところですが、ここで最初の壁にぶつかる人も多いと思います。
「DAWを起動したけど、何をすればいいかわからない!」
大丈夫です。最初はみんなそんなものです。
まずは難しいことを考えず、ドラムの音を出すところから始めてみましょう。
⭕️DAWを起動したら最初にやること
最初にDAWを立ち上げて、新しい曲のプロジェクトを作成します。
ここでは細かい設定よりも、次の3つを意識してください。
- オーディオインターフェースを使用できる状態にする
- 曲のテンポ(BPM)を設定する
- 音が出ることを確認する
BPMとは、曲の速さを表す数字です。
例えば、ゆったりした曲ならBPM80前後、歩くテンポが心地よい曲ならBPM120前後など、作りたい曲に合わせて調整します。
すでに弾き語りで作った曲があるなら、その曲のテンポに近づけましょう。
⭕️無料ドラム音源「MT Power Drum Kit 2」を導入しよう
ここでおすすめしたいのが、MT Power Drum Kit 2という無料のドラム音源です。
この音源の魅力は、最初からたくさんのドラムパターンが用意されていること。
普通、ドラムを打ち込む場合は、バスドラムやスネア、ハイハットなどを一つずつ配置していきます。
でも、初心者には少し難しいですよね。
MT Power Drum Kit 2なら、あらかじめ用意されたパターンから好きなものを選ぶだけで、ドラムの演奏を作れます。
しかも、無料とは思えないほど迫力のあるサウンドです。
私のようにロックやポップスのバンドサウンドを作りたい人には、特におすすめです。
公式サイトはこちらです。

使用しているパソコンやDAWに対応した形式を選んでインストールしましょう。
なお、無料版では起動時に表示される画面の「START」を押さないと音が出ませんが、そこまで手間はないです。
MT Power Drum Kit 2を使えるようになったら、さっそくドラムを鳴らしてみましょう。
手順は簡単です。
- DAWでMT Power Drum Kit 2を立ち上げる
- 「GROOVES」から好きなリズムを選ぶ
- 試聴して曲に合いそうなパターンを探す
- パターンをDAWのトラックにドラッグ&ドロップする
- コピーして曲の長さに合わせて並べる
Studio Oneでは、配置したパターンを選択してキーボードの「D」を押すと複製できます。
繰り返しDを押せば、同じドラムパターンをどんどん並べられます。
まずは自分の曲の長さに合わせて、ドラムを鳴らしてみてください。
ドラムが入るだけでも、弾き語りの曲が一気にバンドらしく聴こえると思います。
DTMの始め方②ギターを録音して曲にしよう
⭕️ギターをオーディオインターフェースにつなぐ
ドラムができたら、次はギターです。
エレキギターなら、シールドを使ってオーディオインターフェースの楽器入力につなぎます。
アコースティックギターなら、マイクで録音する方法もあります。
DAWに新しいオーディオトラックを追加して、ギターの音が入力されているか確認しましょう。
ギターを弾いたときにDAWの入力メーターが動けば、音が届いている目安になります。
入力音量が大きすぎると音が割れてしまうので、メーターが赤くならない程度に調整してください。
⭕️ドラムに合わせてギターを録音しよう
準備ができたら、ドラムを再生しながらギターを録音します。
ここで気をつけたいのが、ドラムのリズムに合わせて弾くことです。
弾き語りでは自分の好きなタイミングで演奏できますが、DTMではほかの楽器とのタイミングを揃える必要があります。
最初は少し難しく感じるかもしれません。
でも、間違えたら何度でも録り直せるのがDTMのいいところです。
まずはコードを弾くだけでも十分です。
慣れてきたら、もう1本ギターを重ねたり、簡単なフレーズを入れたりしてみましょう。
さらにベースの音を追加すると、よりバンドらしい厚みが出てきます。
ただし、最初の1曲では無理にすべての楽器を入れる必要はありません。
DTMの始め方③最後に歌を録音しよう
⭕️マイクをつないでボーカルを録音する
ドラムとギターが揃ったら、いよいよ歌を録音します。
オーディオインターフェースにマイクを接続して、DAWにボーカル用のオーディオトラックを追加しましょう。
マイクの種類によっては、ファンタム電源という機能が必要な場合があります。使っているマイクの説明書を確認してください。
録音するときはヘッドホンでドラムとギターを聴きながら歌うのがおすすめです。
スピーカーから音を流すと、その音までマイクに入ってしまうことがあるからです。
あとは録音ボタンを押して、いつものように歌ってみましょう。
⭕️ドラム・ギター・歌が揃ったら再生してみよう
録音できたら、最初から最後まで再生してみてください。
どうでしょうか?
もちろん、プロが制作した曲とは音質も完成度も違うと思います。
でも、自分で作った曲にドラムが入り、ギターが重なり、歌まで入っている。
それだけで、弾き語りとは違った楽しさがありませんか?
最初はそれで十分です。
自分のオリジナル曲を、DTMで一つの作品にできた。
まずはその経験を大切にしましょう。
最初はミックスよりも1曲完成させることが大切なので、ミックスやマスタリングは後から覚えればOKです!
DTMを調べていると「ミックス」や「マスタリング」という言葉を見かけると思います。
ミックスとは、録音した楽器や歌の音量、音質、左右の配置などを調整して、曲全体のバランスを整える作業です。
マスタリングは、その後に曲全体の音質や音量などを最終調整する工程です。
どちらも大切ですが、初心者のうちは深く考えすぎなくて大丈夫。
まずは歌がちゃんと聴こえるように、ギターやドラムとの音量バランスを調整する程度で構いません。
最初からプロのような音を目指してしまうと、覚えることが多すぎて挫折してしまうかもしれません。
まずは何曲か作ってDAWの操作に慣れよう
DTMが上達するためにおすすめしたいのは、とにかく曲を作ってみることです。
最初の1曲は、操作を覚えるための練習でも構いません。
2曲目ではギターを重ねてみる。
3曲目ではドラムのパターンを変えてみる。
そんなふうに、少しずつできることを増やしていけば大丈夫です。
わからない操作が出てきたら、その都度調べて覚えていきましょう。
最初から100点の曲を1曲作ろうとするより、まずは何曲か完成させることが大切です。
DTMが上達したいならリファレンス曲を用意しよう
リファレンス曲とは?初心者にこそ必要な理由
最後に、DTMを始めるならぜひ取り入れてほしいことがあります。
それが「リファレンス曲」を用意することです。
リファレンス曲とは、曲を作るときに参考にする楽曲のこと。
難しく考える必要はありません。
自分の好きなアーティストの曲や、作りたいサウンドに近い曲を選べばOKです。
例えば、自分が疾走感のあるロックを作りたいなら、好きなロックバンドの曲を参考にしてみましょう。
目標となる曲があるだけで、どんな音を目指せばいいのかイメージしやすくなります。
参考曲のどこを聴けばいい?
最初は次のようなポイントを意識して聴いてみてください。
- ドラムはどんなリズムを叩いている?
- ギターは何本くらい重なっている?
- ベースはどんな動きをしている?
- Aメロとサビでは何が変わっている?
- 歌と楽器はどんなバランスで聴こえる?
普段は何気なく聴いていた曲でも、こうした部分を意識すると新しい発見があります。
例えば、サビでギターの本数が増えていたり、ドラムのシンバルが変わっていたり。
そういった工夫を、自分の曲にも少しずつ取り入れてみましょう。
最初は真似からでも大丈夫です。
好きな曲を参考にしながら制作を続けることで、音作りやアレンジの引き出しも増えていきます。
まとめ|低予算でもDTMで自分の曲を形にできる
今回は、ギターで弾き語りの作曲ができる人に向けて、DTMの始め方を紹介しました。
今回の流れを振り返ってみましょう。
- パソコンとオーディオインターフェースなどを用意する
- DAWを起動してドラム音源を入れる
- 好きなドラムパターンを並べる
- ドラムに合わせてギターを録音する
- 最後に歌を録音する
- 何曲か作りながら操作を覚えていく
- リファレンス曲を参考にして上達を目指す
最初から高価な機材を揃えたり、難しいミックスを覚えたりする必要はありません。
ギターで曲を作れるなら、あとは少しずつ録音や打ち込みの方法を覚えていくだけです。
もちろん、最初はわからないこともたくさん出てくると思います。
それでも、初めて自分の曲にドラムやギターを重ねて再生したときの楽しさは、DTMならではのものです。
ぜひ、まずは1曲作ってみてください。
自分の頭の中にあった曲が、バンドサウンドになって聴こえてくる。
そんなDTMの楽しさを、ぜひ体験してみてほしいです!

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